新入社員のための基礎講座
第一講座 機械製図の基礎
第一講座は「機械製図の基礎」をテーマにテクノアカデミー郡山様をお迎えし、図面の書き方の基礎を学びました。
短い時間ではありましたが、図面の基本投影図の描き方から、寸法線の書き方、記号の記入方法、JISとISOの表記の違い、また新JISに対応した表記方法など、基本的なところから新しい情報も含め分かりやすくご説明いただきました。また、昨今の工作機械や3Dプリンターの目覚ましい進化により、3DCADや機械加工の細部に関わる表記でも、以前とは違ってきていることが分かりました。
第二講座 作業工具の基礎
第二講座では「作業工具の基礎」と題しましてTONE株式会社様をお招きし、工具の使い方を勉強致しました。
ボックスレンチの差し込み角のドライブについて、これから新人の方が作業するにあたり、非常に重要となるインチ表示とミリ表示、また、2分・3分などの業界の慣習用語まで教えていただきました。
また、トルクレンチのトルク管理方法についてもデモ機やデータ、写真資料などを使い丁寧に教えていただきました。他にも作業工具のデモ品が数多く用意され、実際に手にとって見ることができました。
第三講座 測定工具の使い方
第三講座では「測定工具の使い方」と題し、株式会社ミツトヨ様をお招きし測定工具を用いた測定の基礎を学びました。
普段あまり知らない測定の歴史から、メートル原器のお話、そこから派生しトレーサビリティについての話が勉強になりました。
また、会場にはマイクロメーターの実機を用意し、各部の名称や使い方、簡単な調整の仕方を学びました。実機を分解してのメンテナンス方法など、普段の現場ではなかなかできない体験をさせていただきました。
ご参加者様アンケート
※セミナー後にご記入いただいたアンケートより一部抜粋
☆第一講座ご参加者様
機械図面は、ほとんど読むことができなかったが、今回の講座を受けて、基礎が分かってきた。特に、線の種類など分かりやすく基礎を教えていただけてよかった。
☆第二講座ご参加者様
オーバーホール時などの機械のメンテナンスなどに使用する際、しっかり実践で活かしたいと思った。
☆第三講座ご参加者様
マイクロメーターの分解を体験でき、構造などを知ることができて大変ためになったと感じた。