日立アプライアンス(株)栃木事務所・カゴメ(株)那須工場
お陰様でエイティック工場見学バスツアーは第10回目を迎える事ができました。 これもひとえに皆様のご協力のおかげです。ありがとうございます!!
今回は、日立アプライアンス㈱栃木事業所、カゴメ㈱那須工場を見学して参りました。 日立アプライアンス㈱栃木事業所は、東京ドーム20個分の敷地の中に、ルームエアコンや冷蔵庫などを設計・開発・製造を担う家電製品の生産拠点と、同敷地内にある㈱関東エコリサイクル工場から成り立っており、繁忙期には3000名が働くたいへん大きな事業所です。
エアコン製造ラインは室内機と室外機の2つのラインに分かれ、室外機についてはベルトコンベア式のライン生産となっていて、100名を超える工員で1つの室外機を作り上げています。またニーズに合わせて少量多品種を生産するセル生産方式を採用していました。更に完成した製品の性能検査、安全確認を1日数千台すべて行ない、品質を確保している事が見てとれました。
また、㈱関東エコリサイクル工場では、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど近隣7県36指定箇所から回収された様々なメーカーの家電をリサイクルしていました。一見同じ材質に見えるブラウン管でも、鉛が含まれているファンネルガラスと鉛が含まれていないパネルガラスがあり、それらをきれいに分解・分別。冷蔵庫やエアコンに含まれているフロンも、回収して24時間体制で重量を計測し管理していました。破砕された金属・プラスチック屑などは、カメラの画像識別で選別し、その後大きな電動の篩で選別し、実に細かく資源分別されている事に驚きました。
午後に訪問したカゴメ㈱那須工場はトマトジュースの製造ラインを見学しました。
真夏に採れた旬のトマトを熱を加えず濃縮する「R0(逆浸透圧)濃縮技術」で一年中採れたての風味を提供する特許技術を持っています。それを基に原料から洗浄・破砕・搾汁・充填されていく一連の行程を画像を用いて説明いただきました。またパック製品の「野菜生活100」製造ラインでは破砕された原料をR0技術で水分を減らし、紙パックを作りながらジュースを充填する装置があり、厳重な品質チェックをされた後箱詰めされ、多関節ロボットでパレット積みされる出荷行程を見学いたしました。