2014年12月18日(木)ふくしま生産技術セミナー開催内容
「スモールツールの基礎知識」
・スモールツールの構造と正しい使い方
・幾何学公差(初心者向けの図面の幾何公差)
今月のセミナーは、株式会社ミツトヨ様を講師にお迎えいたしまして、「スモールツールの基礎知識」と題してご講義頂きました。
第92回 「スモールツールの基礎知識」
前半は「スモールツールの構造と正しい使い方」をテーマに長さ単位の種類と歴史の背景を追いながら、正しい測定について学びました。
また測定工具の精度や測定工具を使用する作業者の目量や、工具を使用する環境により発生する計測誤差を、測定作業者の知識や技能、室温の管理や測定機器の管理によりいかに誤差を少なく計測するか。など日常的に使用している測定工具を中心にご説明いただきました。
後半は「幾何学公差(初心者向けの図面の幾何公差」をテーマに、図面上の寸法公差と幾何公差の役割や、図面からの適した測定工具の選定の重要性を学びました。
現在のモノづくり現場では、設計者だけではなく加工部門や検査部門の技術者も幾何公差を正確に解釈し高品質のモノづくりに生かすことが求められております。今回のセミナーでは製品の各種の幾何公差を正確に測定評価するシステムや測定工具を動画を用いながら、分かりやすくご説明いただきました。
皆様には大変興味を持って受講していただき、有意義なセミナーとなりました。
セミナー終了時のアンケートの声として・・・ 機械加工メーカー様「ノギス等の測定器具の保管方法や測定方法の見直しなど今後に活かしたい。」、基盤実装メーカー様「現在使用している計測器について理解が深まった。」・・・等