生産工程改善に役立つの生産技術セミナー
ものづくりにおけるロボット導入の事例セミナー
第一講座前半では、三和ロボティクス(株)様より、ロボット導入について自社の事例をもとに 御説明頂きました。従来ではタブーとされがちな多品種変量生産の自動化を進めるための 取り組みや、試行錯誤の末製品化に至り商標登録ができた事例などを御紹介頂きました。 また、生産性向上以外にも多くのメリットがあることが分かりました。
後半では、(株)山善様よりロボットビジネスへの取り組みについて御説明頂きました。 将来的に懸念させている労働力の減少に対し、ロボットが得意とする作業を見極め導入する 必要性や、コスト面も抑えた上でいかに作業負荷軽減を実現させるかなど大変参考になる講 座となりました。
本講座では、他社の取り組みからロボット導入をイメージすることができる講座となりました。
協働ロボット導入のメリット
第二講座では「協働ロボットとは?」と題しましてダイドー(株)様をお招きし、生産現場で活躍 するロボットの導入メリットについて学びました。
前半は2013年12月の規制緩和により「ロボットメーカー、ユーザーが国際基準化機構 (ISO)の定める産業用ロボットの規格に準じた措置を講じる」等の条件を満たせば、80W以 上の産業用ロボットでも人と同じ作業スペースで働く事が可能となった事の説明や協働ロ ボットの利点と特徴を御教授頂きました。
後半では、協働ロボットの「分布」と題して、現在においてロボット役割の変化を学びました。 また、ダイドー(株)様のロボット館が名古屋に次いで東京でもオープンした情報などを頂きセミ ナー参加者へ御案内致しました。
製造業とIOTの共存と導入のメリット
第三講座では、(株)コンテック様を講師にお招きして、初期費用を抑えるIOTの導入、IOTソ リューション最新技術について学びました。
まず、IOT(Internet Of Things)とは、パソコンやサーバー等のIT関連機器が接続されていた インターネットへそれ以外の様々なモノを接続する技術のことです。例えば、モノに対し各種 センサーを付け、その状態をインターネットを介し、モニターへ映し出しことや、対象物をコント ロールすることにより安全で快適な社会の実現が可能となります。
今回、初期費用5万円から始められるIOTの導入をご紹介して頂き、生産工場におけるIOT の導入事例も増え、センサーや制御データが共有されるようになれば様々な付加価値を生 むことが期待されます。私たちもそれに尽力していきたいと思います。
ご参加者様アンケート
●第一講座ご参加者様
最新のIOTの現状を知ることができ、今後の参考にしたい。
●第二講座ご参加者様
各種ロボットの導入から活用まで様々な知識が学べたので、現場で生かしていきたい。
●第三講座ご参加者様
比較的安価にIOTの導入ができることを知り、今後の導入について知識を深めることができた。