工場メンテナンスに役立つの生産技術セミナー
油圧製品のメンテナンス
第一講座では、ダイキン工業㈱様より、自社の製品を基に油圧製品のメンテナンス、油圧製品に対してのIOTの進め方について御説明頂きました。
油圧製品のメンテナンスの内容では、日常作業のメンテナンスから油圧製品の取り扱い、製品の選定等の御説明頂き、日常作業の進め方や新たな学びも得られた内容となりました。
また、油圧製品に対ししてのIOTの進め方に対して御説明頂きました。ロボット化や自動装置が進む中、油圧製品に対してのIOT化は、各社とも進めることが難しくなられている状況の中、日常の作業の効率化を目的にし、製品の選定や設置個所の見直しなど、初期段階の提案や、工場全体の見直しなど、自社へ落とし込める内容となりました。
ベアリングにおけるメンテナンスの基本
第二講座では「協働ロボットとは?」と題しましてダイドー(株)様をお招きし、生産現場で活躍 するロボットの導入メリットについて学びました。
前半は2013年12月の規制緩和により「ロボットメーカー、ユーザーが国際基準化機構 (ISO)の定める産業用ロボットの規格に準じた措置を講じる」等の条件を満たせば、80W以 上の産業用ロボットでも人と同じ作業スペースで働く事が可能となった事の説明や協働ロ ボットの利点と特徴を御教授頂きました。
後半では、協働ロボットの「分布」と題して、現在においてロボット役割の変化を学びました。 また、ダイドー(株)様のロボット館が名古屋に次いで東京でもオープンした情報などを頂きセミ ナー参加者へ御案内致しました。
製造業とIOTの共存と導入のメリット
第二講座では、NTN㈱様より「ベアリングにおけるメンテナンスの基本」と題した内容を
御教授頂きました。
ベアリングのメンテナンスに対して、ベアリング自体の外傷の説明や異音の有無などを基に、交換のタイミングや日常のメンテナンス方法を御説明頂きました。
また、潤滑油の目的や種類い応じた、使い分けや特性を学び、不具合の事例における原因と対策を御説明頂きました。
見ることが少ない事例をもとにベアリングにおける内容が深まった講座となりました。
シールパッキンの基礎知識
第三講座では、NOK㈱様を講師にお招きして、「シールパッキンの基礎知識」を学びました。
今回はオイルシールの密封構造からポンピング能力とその条件を学び、取り扱い方法(保管方法)や材質などによる多種多様なオイルシールから用途に最適なものを選定する知識を深めることができました。
また、不具合事例を学ぶことにより、今後の故障対策や新たな失敗を防ぐことにつながる知識を深めることができました。
ご参加者様アンケート
●第一講座ご参加者様
油圧製品のトラブルの早期発見の注目点が良く分かった。
●第二講座ご参加者様
異音や適切なメンテナンス方法が知ることが出来た。
●第三講座ご参加者様
オイルシールのメカニズムを知れたことが今後のメンテナンスに役に立った。