生産環境改善に役立つ生産技術セミナー
製造現場へのカメラの導入
第一講座では、三ツ星ダイヤモンド工業様より製造現場へのカメラの導入と題して、
カメラの選定や導入のメリット、導入実績を踏まえながら講義を行って頂きました。
三ツ星ダイヤモンド工業様は、世界売上販売2位でもあるDahua製の代理店でもあり、国内外に導入実績があります。特徴としては、同軸ケーブルを使用しHD解像度を実現可能な規格であり、高画質HD映像(1080p/720p)を遅延なく、長距離(~1200m)伝送可能であり
カメラOSDメニューはDVR・PCで設定可能なカメラが特徴があります。
以前までのカメラの概念は、監視などに使用されておりましたが、現在の製造現場では、
生産状況の振り返りや、データを蓄積し生産の効率化に使用することもあります。
現在の生産の効率化を図りたい場合、カメラを導入することも1つの工程改善に繋がることがあるかもしれません。
製造現場での集塵対策
第二講座では「製造現場での集塵対策」と題しましてアマノ㈱様をお招きし、集塵設備の導入・粉塵爆発の原因と対策について学びました。
まず、集塵機の基礎と基本構成から説明していただき、おもに製品品質の確保と生産の効率化を目的とし、各現場に合わせた選定導入の検討方法をご教示頂きました。
また、質問時間を設けた際は各企業様が自社生産工場に合った集塵機についての選定方法を実際に会場にお持ちしたフィルタやサンプル粉体をもとに検討されておりました。
後半は、各事例をもとに設置場所に対してのリスク検討や衛生面を考慮した集塵機システムの一例を取り上げ、それぞれのニーズに合った機種選定方法を学ぶことができました。
エコファクトリーの活用
第三講座では、㈱日立産機システム様を講師にお招きして、監視システムによる省エネ・環境・予防保全管理の一元化についてご教授いただきました。
まず、日立産機システムさんの中条事業所でモデルとなる監視システムの構成や省エネ事例(受電設備の更新)をご紹介頂きました。また、具体的な監視システムのデータ管理事例については分析データやデマンド管理を具体例を踏まえてご説明頂きました。
上記の同事業所で実際の省エネ実践による成果ではCO2排出の推移をグラフを元にした削減の実績を提示してもらい、セミナー参加者の注目を集めていました。
最後には日立産機システムさんがこれから目指す新エネ対応(太陽光・風力)の推進事例では設備の導入方法や実際の発電している状況を写真や概略図を用いて説明して頂きました。
ご参加者様アンケート
●第一講座ご参加者様
新たにライン内へカメラの導入を進めていきたい。
●第二講座ご参加者様
集塵に対し、新たな考え方や対策方法が分かった。
●第三講座ご参加者様
省エネ効果が見える化としてやっていくことが大事だと理解が深まった。